肩こりで整骨院をお探しの方へ

文責:院長 柔道整復師 花田 能文

最終更新日:2023年01月04日

肩こりの原因にはどのようなものがありますか?

 肩こりの原因には、①身体の歪み②身体の使い方のクセ③運動不足④筋肉の酷使⑤冷え⑥ストレス⑦頚椎疾患⑧腱板損傷⑨内臓病など様々なことが考えられます。

肩こりの症状とは?

 肩こりの症状は、首から肩にかけて、もしくは背骨と肩甲骨の間が

・重い

・チクチク痛い

・ぎゅーっとこわばる

・痺れがある

・もむと気持ちいい

・もむと痛い

などです

なぜ身体の歪みで肩こりになるのですか?

 身体が歪む原因には収縮しすぎた筋肉群と、伸びすぎた筋肉群の存在があります。

 筋肉が収縮しすぎると短縮性収縮の状態で緊張するので、血流が悪くなりコリの原因になります。

 一方筋肉が伸びすぎると伸張性収縮の状態で緊張するので、同じように血流が悪くなりコリを引き起こします。

 つまり身体を歪ませる原因は筋肉の過収縮や過伸張で、これらの緊張が肩こりを作っているのです。

 例えば、いかり肩は上部僧帽筋、肩甲挙筋、菱形筋などの過収縮、もしくは下部僧帽筋や広背筋などの過伸張によって起きます。

 セルフケアとしては、いかり肩側が凝るのなら、過収縮している筋肉をストレッチし、過伸張している筋肉を鍛えればよいことになります。

 当院ではIDストレッチやコンバインドストレッチという方法で、効果的に個別筋を伸ばします。

 

なぜ身体の使い方のくせで肩こりになるのですか?

 同じ側の筋肉ばっかり使っていると、筋緊張が長く続くことになります。

 するとエネルギー源である糖の蓄えが少なくなったり、身体が酸性に傾いたりして、筋肉疲労が起きてしまいます。

 筋疲労によって硬くなった筋肉は末梢血管を圧迫するので、血液循環が悪化し肩こりの原因となります。

 セルフケアとしては、血液循環を良くするためにストレッチ、マッサージ、入浴などが効果的です。

 

運動不足だとなぜ肩こりになるのですか?

 運動不足だと筋力が低下し、筋緊張が起きやすくなります。

 筋緊張は持続的な筋収縮なので、筋疲労が生じ肩こりの原因となります。

 

 

筋肉の酷使でなぜ肩こりになるのですか?

 筋肉を酷使することについては二つのケースがあります。

 一つは、同じ姿勢を長時間続ける場合です。

 例えば長時間の運転では、同じ筋肉が緊張し続けます。

 すると筋肉が疲労するので、硬くなった筋肉が末梢血管を圧迫し肩こりなどの原因となります。

 もう一つは、短時間でも重い負荷がかかる場合です。

 例えば畑を耕した場合に、くわなど使い慣れない道具でやると、普段とは違う筋肉の使い方をするので、筋肉には重い負荷がかかり、短時間しか作業をやってなくても筋疲労が起きてしまい肩こりなどの原因となってしまいます。

 筋疲労を改善するには、血液循環を良くするのと硬くなった筋膜をほぐすことが大切です。

 当院では、筋膜グリッピング法により癒着した筋膜を気持ちよくはがし、超音波治療により深部まで超音波を照射し血流を改善します。

 

冷えでなぜ肩こりが起きるのですか?

 肩回りが冷えると、身体は熱を作るために筋肉を収縮させようとします。

 そのために長時間クーラーが効きすぎる部屋にいたりすると、長時間の筋収縮を強制されるので、筋肉が疲労し肩がこりやすくなります。

 当院では、患者様に電気療法を施す際にホットパックをのせるのですが、気持ちが良いと大好評です。

 業務用に使えるほど耐久性がありながらお手頃価格なので、購入される方も多い商品です。

ストレスでなぜ肩こりになるのですか?

 ストレスのうち精神的ストレスに上手く対応できないと、交感神経が優位になり血管が収縮しやすくなります。

 すると血行が悪くなり肩がこりやすくなります。

 交感神経を抑えるには、深呼吸、爪の際もみ、微笑み、アロマなどが有効です。

 ラベンダーなどの精油を石に数滴たらし、袋に入れ首からぶら下げるような商品もあったと思いますので、おすすめです。

 

頚椎疾患でなぜ肩こりになるのですか?

 頚椎疾患にもいろいろありますが、例えば頚椎ヘルニアは頑固な肩こりを起こす場合も多い疾患です。

 頚椎ヘルニアは、頚椎にある椎間板が後方に飛び出すことによって起きますが、神経を圧迫することによって痛みやしびれが出てくるようになります。

 典型的な頚椎ヘルニアは突然発症し痛みやしびれなども強く、寝違いと間違われやすいですが、軽いものだと頑固な肩こりや軽い痺れが主な症状で、筋疲労性の肩こりと間違われることがあります。

 飛び出した椎間板によって神経根が軽く圧迫されると、神経に軽く炎症が起きます。

 すると末梢神経が興奮し肩回りの筋肉を緊張させるので、血流が悪化しこりや痛みなどの症状が出てきます。

 このような場合にはいくらもんでもあまり気持ちよくなく、ちょっと楽になったかなあと感じてもすぐに戻ってしまいます。

 確定診断をするには病院でMRIなどの検査が必要になります。

 また首に負担がかかるような整体は望ましくありません。

 ボキッと首を鳴らしてもヘルニアは絶対引っ込みません。

 逆に炎症がよりひどくなる可能性があります。

 当院では、頚椎牽引、電気治療、超音波治療、筋膜グリッピング療法などを組み合わせ、安全で効果的な施術を行っています

腱板損傷でなぜ肩こりになるのですか?

 腱板は、腕の骨を肩甲骨にくっつけている4つの筋肉のことをいいます。

 棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つを合わせて腱板といいます。

 腱板が損傷する原因は主に二つあります。

 一つは、転んで手を強くついたりした時など、ケガによって起きる場合です。

 いつ腱板が損傷したか気づきやすいですし、痛みや運動制限もすぐに出ることが多いです。

 一回の外力で腱板が完全に切れることもあります。

 若い方にもスポーツなどで起きることがあります。

 もう一つは、繰り返しの動作で徐々に切れてしまう場合です。

 年齢を重ねてくると、だんだんと肩を支える腱板が変性しもろくなってきます。

 すると長年腕の上げ下げを繰り返したせいで、肩を支える最も重要な棘上筋が少しずつ切れてしまいます。

 最終的には完全に切れてしまうこともあります。

 しかし完全断裂するまでは、少しずつなので損傷に気づくのが難しくなります。

 痛みや運動制限も出てきますがレントゲンには映らないので、六十肩や七十肩などといわれてしまいます。

 また腱板損傷が軽いうちは身体が腱板を守ろうとして、肩周囲の僧帽筋や三角筋などを緊張させようとします。

 僧帽筋などの緊張は筋肉の疲労を起こすので、血流が悪化し肩こりの症状が出てくるようになります。

 当院では高齢者の方が頑固な肩こりや腕の運動制限などを訴えたら、腱板損傷の可能性も考慮し、MRI検査をしてもらうこともあります。

内臓病でなぜ肩こりになるのですか?

 肩こりに、内臓の病気が隠れていることもあります。

 これは、脳に内臓の痛みを伝える過程で生じた神経伝達の誤差によるものです。

 体の深部にある臓器の痛みは、脊髄を通して脳に届けられています。

 しかし、脊髄には多くの神経が複雑に入り混じっているので、内臓の痛みを伝える過程において、間違えて肩こりや肩の痛みとして伝達してしまう場合があると考えられています。

 例えば肺、心臓、肝臓などの問題が肩こりを起こしている可能性があります。

 具体的には心臓の問題で左肩、肝臓の問題で右肩、肺の問題で問題のある側の肩が痛みなどを起こす場合があります。

 定期的に健康診断を受けることが最も重要ですが、日常生活の中で生じる様々な症状に気づくことも大切です。

 当院では、問診や会話の中でおかしいなあと感じたら病院を受診するようにアドバイスさせていただくこともあります。

受付・施術時間

 
午前 -
午後 --

・受付時間
【月~金】
午前8:00~午後11:30
午後14:00~午後19:00
【土】
午前8:00~午後13:30

・施術時間
【月~金】
午前8:00~午後12:00
午後14:00~午後19:30
【土】
午前8:00~午後14:00

定休日:日曜日・祝日

※交通事故患者様はお電話いただけますと時間外でも対応いたします

所在地

〒816-0846
福岡県春日市
下白水南5-20-1
無料駐車場3台あり。
当ビルの裏にコインパーキングあり(ご来院いただけますとチケットをお渡しします)。

092-593-2854

お問合せ・アクセス・地図

PageTop